レモくん、プールの[トイレ]だいピンチ!

Drama 3 to 6 years old 1000 to 2000 words Japanese

Story Content

レモくんは幼稚園に通う、元気いっぱいの男の子です。今日は待ちに待ったプールの時間。レモくんは一番乗りでプールサイドにやってきました。
「わーい!プールだ!プールだ!」レモくんは大声で叫び、水着に着替えるのももどかしい様子です。
先生が「みんな、準備はいいですか?今日はたくさん泳ぎましょうね!」と言うと、子どもたちは「はーい!」と元気よく返事をしました。
レモくんはプールに飛び込むと、得意のワニ泳ぎを披露しました。ブクブクブク…「レモくん、上手だね!」先生が褒めてくれました。
レモくんは嬉しくなって、もっともっと泳ぎました。バタ足も力強く、水しぶきがキラキラと太陽の光に反射して輝いています。
ところが、しばらくすると、レモくんのお腹の中に何か変な感じがしてきました。ちょっぴり、むずむずするような…。
(あれ?なんだろう…? ちょっとだけ、トイレに行きたい…かも。)レモくんはそう思いました。
でも、せっかく楽しいプールの時間。ここでトイレに行っちゃったら、みんなと遊ぶ時間が減っちゃう…。
がまんがまん。もう少しだけがまんすれば、大丈夫…!)レモくんはそう言い聞かせ、遊び続けました。
でも、トイレに行きたい気持ちはどんどん強くなってきます。お腹の中が、なんだか落ち着きません。
(うう…やっぱり、行きたい…!でも、がまんがまん…!)レモくんは必死でがまんしました。
隣で女の子が「ねえ、レモくん、一緒に宝探しゲームしない?」と誘ってきました。レモくんはトイレに行きたい気持ちをがまんしながら、「うん、いいよ!」と答えました。
宝探しゲームが始まりました。みんな、プールの中をあちこち探し回っています。レモくんも必死に探しますが、トイレに行きたい気持ちで集中できません。
(もう、限界かも…!)レモくんは顔をしかめました。お腹がパンパンで、今にも爆発しそうです。
その時、事件が起きました。プールの水が、ほんの少しだけ、濁ったように見えたのです。
レモくんは、顔を真っ赤にしました。「あ…!」小さな声が出ました。そして、レモくんは泣きそうになりました。
先生が「どうしたの、レモくん?」と心配そうに声をかけました。
レモくんはモジモジしながら、「あの…ちょっとだけ、おしっこが…出ちゃった…」と答えました。
先生は優しく微笑んで、「あらあら、そうだったの。プールの中では、たまにあることよ。我慢しすぎちゃったのね」と言いました。
トイレに行きたくなったら、いつでも先生に言ってね。我慢するのは良くないのよ。我慢すると、風邪をひいたり、お腹が痛くなったりすることもあるからね。」
レモくんは「はい…」と小さな声で答えました。恥ずかしい気持ちと、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
先生はレモくんをトイレに連れて行き、着替えさせてくれました。新しいパンツは、なんだかフワフワしていて、とても気持ちがいいです。
レモくんはトイレから出てくると、少しだけ元気を取り戻しました。プールの水はもう綺麗になっていて、みんな楽しそうに遊んでいます。
レモくんは先生に「あの…もう一度、プールに入ってもいいですか?」と尋ねました。
先生は「もちろんよ!でも、トイレに行きたくなったら、我慢しないで、すぐに言うのよ」と優しく言いました。
レモくんは「はい!」と力強く答え、再びプールに飛び込みました。今度は、トイレに行きたくなる前に、ちゃんと先生に言うことを心に決めました。
プールの時間は、まだまだ続きます。レモくんは、トイレの事を気にしながらも、みんなと一緒に楽しい時間を過ごしました。
そして、トイレに行きたくなったら、すぐに先生に言うことが、大切だということを学びました。
おしまい。